
「日本の農業を救え」 楽天が“農業初心者”育成へ
楽天が広島県神石高原町と協定を結び、新しく農業を始める人の育成や、農業承継をサポートする
楽天は9月11日、広島県神石高原町と協定を結び、新しく農業を始める人の育成、農業継承を支援すると発表した。
消費者から農作物を受注してから育てる「Rakuten Ragri」や、後継者不足に悩むベテラン農家と初心者を引き合わせる「Ragri ブリッジ」などの仕組みを活用する。
楽天が地方自治体と組んで農業サービスを提供するのは初めて。
Rakuten Ragriは、農家が消費者の注文を受けてから農作物を生産する「契約栽培」のサービス。
農作物の購入ではなく「農作業というサービス」そのものに、野菜が届く前から月額料金を支払うのが特徴だ。消費者は産地直送の野菜を入手でき、農家は安定した収入が得られる仕組み。
楽天側は、消費者が農家に支払う料金の20〜30%(時期などに応じて変動)を徴収する考え。
さらに、神石高原町と連携して「Ragri ブリッジ」と「Ragri リクルート」というサービスも展開。新しく農業を始める“新人”を支援する。
Ragri ブリッジは、楽天側が引退間近のベテランから土地を借り、ベテラン農家と新人の両方を雇用。
新人はベテラン農家のもとで研修生として技術を取得、2年をめどに独立して研修先の土地を引き継ぐ。
ベテラン農家が抱える後継者不足、引退後の収入の問題と、新人が参入するための土地や技術がないという問題を同時に解決できるとしている。
![楽天が農業初心者育成 「農業で安定した収入を」 ←台風直撃したら終了なんだが? [無断転載禁止]©2ch.net [964018111]->画像>9枚](http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1709/11/am_ragri3.jpg)
Ragri リクルートは、農業に新規参入するスタートアップを支援する取り組み。自治体が抱える耕作放棄地などを借り上げ、共用農地として貸し出す。
共用の農機具の貸し出しや、行政機関とのやりとり、農作物の加工・出荷のサポートも行う。
詳しくはこちら
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1709/11/news120.html