
北方領土へ 初の日本人用観光ツアー
ロシア観光庁は、北方領土へ、初めてとなる日本人用の観光ツアーを10月にも実施することで日本側と合意したと発表しました。
ロシア観光庁によりますと、北方領土の択捉島と国後島へ、初めての日本人用の観光ツアーを早ければ10月にも実施することで、日本側と合意したということです。
北方領土には活火山や温泉、湖などの観光資源があり、ロシア側は日本の観光客を呼び込むことに期待を寄せているということです。
インタファクス通信によりますと、今年の上半期、ロシアを訪問した日本人は去年の同じ時期よりも55%増加したということで、ロシアへの関心が高まっています。
一方で、ロシアが実効支配を進め、主権を主張する北方領土で、どの国の法律に基づいて日本人用のツアーを実施するのかなど詳細は明らかにしていません。
日本側は10月のツアー実施に合意したかどうか発表しておらず、ツアー開催にこぎつけられるかは不透明です。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3753128.html
北方領土 進む「ロシア化」 色丹、択捉ルポ インフラ整備や祖国教育
戦後74年の今なおロシアの占拠が続く北方領土。7月上旬に元島民ら64人が参加した「ビザなし交流」に同行し、色丹島と択捉島を1日ずつ訪問した。
安倍晋三首相とプーチン大統領による領土交渉が行き詰まる中、着実に進む「ロシア化」の既成事実をまざまざと見せつけられた。
北方四島は面積5千平方キロで福岡県とほぼ同じ広さ。本土最東端の北海道根室市から旅客船に揺られること約3時間、いったん国後島沖に停泊した。
ここではパスポートや査証(ビザ)を使わない「出入域手続き」があった。ロシア国境警備隊が船内に乗り込み、事前に提出していた書類と本人を照合していった。
「ロシア領」と認めることにならないようにする外交的な配慮だが「事実上の入国審査」との声もある。
地図や北方領土の資料の持ち込みは禁止され、軍関連施設の撮影は厳禁。船にはロシア国旗が高々と掲げられていた。
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https://www.nishinippon.co.jp/item/n/534433/