
東京大空襲からあすで77年を迎えます。被災経験を語る活動を続けている男性は、「ウクライナのような事が日本でもあったんだ」と訴えている。
「全然変わっちゃってわからない。川がここまであったんだもの」1945年3月10日、当時10歳だった関野清雪さん(87)は爆撃の中、両親らと近所の川に逃げた。空襲の時の経験を、当時の自分と同じ小学生などに語る活動を続けている。
「防空壕に入っていられないような暑い風が吹いておりまして、母ちゃんが『ここにいたらだめだから川へ行くから』と言って」。関野さんが話すのは、戦争の生々しい記憶だ。「人がいっぱい死んでいるんです。それで立ち上がって原っぱを見ました、原っぱを見たら原っぱにもいっぱいの人が死んでいるんです」「親子が抱きあってボッボと燃えているのを見ました」。
「ある程度若いお母さんなんかに話をすると『そういう話をこどもにしないでくれ』って言われるもん。ということは戦争を知らないから」「今、ウクライナでやってるでしょ。そういうふうなことが日本でもあったんだよって言った時にどういうふうに思うか、それを私たち(戦争経験者)は逆に聞きたいね」。
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