
https://www.sankei.com/article/20220830-Z4W7MOJ45JNYNFMC5JYEWGMA3M/
政党トップにも「クビ宣告」 韓国政治、司直の動きに戦々恐々
韓国与党「国民の力」の李俊錫(イジュンソク)前代表が、現在の党トップである朱豪英(チュホヨン)非常対策委員長の任命をめぐる手続きの効力停止を求めた仮処分申請で、裁判所は李氏の訴えを認め、朱氏の職務停止を命じた。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の足元を揺るがす決定で党は内紛の収拾に追われている。一方、最大野党「共に民主党」でも、28日に選ばれたばかりの新代表に関連する不正疑惑の捜査が加速し、早ければ来月上旬にも起訴される可能性が浮上。司直の動きが政局を左右する事態になっている。
ソウル南部地裁は26日の仮処分決定で、李氏を解任して非常対策委員会を発足させ、朱氏を委員長にした「国民の力」の決定を「そこまでの非常事態が起こったとみることは難しい」とし、朱氏の職務執行停止を命じた。
同党では、急進的な党改革を訴え、若年男性層の絶大な支持を誇る李氏と、尹氏に近いベテラン議員ら党主流派の間で対立が深刻化。企業から「性的接待」を受けた疑惑にからみ党員資格停止6カ月となった李氏が今後党代表に復帰するのを回避するため、党主流派は前倒しでの次期代表選開催を視野に、臨時執行部の発足を急いでいた。