https://www.jcp-osaka.jp/_old_site_2014/2008/10/post_561.html 橋下知事と高校生の面談から
2008年10月31日
10月23日に 「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」 が橋下徹知事と面談した際の主なやりとりは次の通りです。
司会 (私立高3年) 橋下知事は、 「子どもが笑う大阪」 と掲げて知事に当選されましたが、 私学助成削減や高校事務員の削減で、 私たちは笑顔を持てません。 私たちの声をぜひ政策に結び付け、 大阪の未来につなげてください。
知事 こうして政治の場で政治的主張をする以上、 僕も意見を言う。 社会の実態を知った上で主張しないと。 「子どもたちのたわ言」 にならないよう、 厳しく反論する。
Aさん (私立高1年) 中学のとき勉強面、 友達関係に悩み、 学校に行けませんでした。 父親は私が中学3年のときにリストラになり、 両親は 「学費の心配はいらない」 と言ってくれましたが、 申し訳ない気持ちでいっぱい。 助成削減はやめてほしいです。
知事 不登校になって、 学校を変わろうとしなかったのは、 なぜか。 いじめを認めるつもりはないが、 公立に行きたいとは言わなかったのか。
Aさん そういう気力もありませんでした。
B君 (私立高2年) 僕の家は母子家庭です。 私学でお金に迷惑をかけると悩みましたが、 「あなたが決めるなら応援する」 と言ってくれた母親を、 これ以上苦しめたくないです。
知事 なぜ公立を選ばなかったのか。
B君 いまの高校なら、 中学でできなかったことも補えると勧められました。
知事 いまの高校をいいと思うなら、 いいものを選べばいい値段 (学費) がかかる。
Cさん (府立高3年) 私の高校は来年、 統廃合でなくなります。 在校生の文化祭や体育祭、 伝統あるクラブがどうなるか、 不安。 非常勤補助職員の先生の職を奪わないで。
知事 日本で1年間にどれくらい失業者が出ているか、 分かっているか。
Cさん 多くの若い人たちが非正規雇用で悩んでいるのは知っています。 税金は教育、 福祉、 医療に使うべき。
知事 あなたが政治家になって、 そういう活動をしてください。
Cさん いまの政治家が、 国全体を視野広く見てやるべきです。
知事 僕も府民から選ばれた中で判断している。 あなたのようにしっかりした考えがあるなら、 いまの政治家を落とせばいい。
Cさん 私は有権者ではないし、 私が政治家になってからでは遅いです。