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2024.3.10 HOOST CUP　KINGS KYOTO13 京都KBSホール大会 ＜セミファイナル　ヘビー級３分３R 延長１R＞ 滝上正太（聖空会/アクセル ヘビー級王者）　VS  ミヤギン（NJKF TEAM　BONDS) 「王者キラーを撃破したアクセルヘビー級王者がHOOST CUP王者を破った気鋭と激突！」 　旗揚げ以来、HOOST CUPは「日本におけるヘビー級の復権を」を旗印にヘビー級選手の起用を重要視していた。だからこそ重量級戦線は常に動き続けている。今回も興味深い一騎討ちが組まれた。滝上正太とミヤギンの一戦だ。昨年10月、滝上はHOOST CUP京都大会で″チャンピオンキラー″として名を馳せるMAMUTIをテクニックで完封して判定勝ちを収め、成長ぶりを見せつけた。その勢いで今年１月21日にはホームリングのアクセルで、笹田勝俊をハイキックによって１Ｒで沈めている。いまや絶頂期といっていいだろう。 「自分の持ち味はスピード。ヘビー級の中ではトップだと思っているので、そこに注目してほしい。攻撃の引き出しの多さにも注目してほしい」 　一方のミヤギンは初代DEEP☆KICK-51㎏王者でド派手なパフォーマンスで知られる塚本望夢が所属するＴｅａｍ　Ｂｏｎｄｓに属する32歳。昨年７月のHOOST CUP名古屋大会では現HOOST CUPヘビー級王者のジャイロ楠をローキックで攻略。見事なＫＯ勝ちを収めているヘビー級の成長株だ。 「憧れのヘビー級はバダ・ハリ。あの身体でスピードもパワーもある。自分もバダ・ハリのように、華のある選手を目指したい」 　５月にはジャイロ楠へのタイトル挑戦も内定しているが、だったらなおさら今回の滝上戦は落とせない。「滝上選手は蹴りは上手だけど、まだパンチはうまくない。たぶん今回は蹴りVSパンチの試合になるんじゃないですか。僕のパンチが滝上選手のアゴに突き刺さって倒れるでしょう」 　もっとも、滝上は「今回は蹴りだけではなく、パンチでもしっかり倒せる練習をしてきた」と反論する。「ミヤギン選手は右のパンチだけ注意せなあかんと思っている。それだけですね」 　ヘビー級らしく、ＫＯ決着必至の激しい打ち合いになるか。 （スポーツライター：布施鋼治）