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2001年、北海道室蘭市で、当時16歳の女子高校生が行方不明になりました。 　まもなく23年、人々の記憶が薄れゆく中、捜査は今も続いています。 三栗谷皓我記者 「今年は重要指名手配犯が自ら名乗り出たりと、警察署に貼られたポスターに注目が集まる１年の始まりになりました。ここ室蘭では、23年前に行方不明になった女子高生に関する情報を今でも呼びかけています」 　23年前、室蘭栄高校の１年生だった千田麻未さん。 　2001年３月６日、アルバイト先のパン店に「午後１時すぎに行く」と電話をして家を出た後、行方がわからなくなっています。 三栗谷皓我記者 「当時、千田さんが両親と一緒に住んでいたアパートです。23年たった今は閉鎖されていて、人は誰も住んでいません」 　千田さんは、まずバスで自宅から８キロ離れた大型商業施設に向かいました。 　午後１時ごろ、化粧品売り場の防犯カメラに千田さんの姿が写っていました。 三栗谷皓我記者 「商業施設近くのバス停は、今も23年前と同じ位置にあります。ここが千田さんが目撃された最後の場所となりました」 　午後１時半ごろ、商業施設を出た千田さん。 　最寄りのバス停の近くで、道路を挟んで同級生と言葉を交わしました。 　これが最後の目撃情報でした。 室蘭市民 「まだみつからないんだもんね。警察の人も一所懸命手を尽くしてくれているだろうけど、その後あまり聞かない」 「（年代的には同じくらい？）ちょっと上ですけど。身近でそういうことがあったので驚いて、当時は気になっていましたよね」 　その後、千田さんはバスに乗って、アルバイト先のパン店にほど近い「東通（ひがしどおり）」のバス停で降りたとみられます。 　午後１時46分、千田さんはバス停の近くで友人からかかってきた電話に出ています。 「ちょっと無理だから、あとでかけ直すね」 　こう話すと電話はすぐに切れ、その後、行方がわからなくなりました。 　北海道警は、これまでにのべ４万7028人の捜査員を投入。 　今も千田さんを探しています。 室蘭警察署　五十嵐裕信刑事・生活安全官 「住民の方々からいただいた情報をもとに、それに関する捜査を中心に行っています」 　「千田さんに似た人を見た」「犯人を知っている」など、この１年間に、北海道警に寄せられた情報は17件。 　しかし、有力な手掛かりは得られていません。 　行方不明になって、３月６日で23年になります。 室蘭警察署　五十嵐裕信刑事・生活安全官 「23年たつが、ご家族のもとに返すことを決して諦めてはいない。住民の皆さまには、新たな情報はもとより、過去に『こんなことを言っておけばよかった』という情報も含めて、広く情報をいただければと思う」 　帰りを待つ人たちのために、きょうも捜査が続いています。 　 ▽室蘭警察署　0143‐46‐01102024年03月04日(月) 19時23分 更新 ＃北海道　＃ニュース　＃ＨＢＣ ◆HBCニュース　チャンネル登録お願いします。 https://www.youtube.com/channel/UCCTp