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愛知県稲沢市で、いよいよ22日に行なわれる天下の奇祭「国府宮はだか祭」。主役の神男がさきほど、身を清める「おこもり」に向け、神社に入りました。 　22日に稲沢市で行われる、天下の奇祭・国府宮はだか祭。 　1250年以上続く祭りで、1年の厄を落とすために繰り広げられる、下帯姿の裸男たちによる『もみ合い』は圧巻です。 　その「はだか祭」の主役・神男に選ばれたのが、愛知県長久手市出身の大桑佑起さんです。 　「心配はないです。みなさんが応援してくれるので、みんなが後ろにいてくれると思って全力で儺追殿へ上がりたいと思っています」（神男 大桑佑起さん） 　現在31歳の大桑さん。はだか祭には並々ならぬ思いがあります。 　「親には散々迷惑をかけてきて、仲が悪かったときでも、はだか祭だけは絶対に出るって」（神男 大桑佑起さん） 2019年から神男に志願 　大桑さんは20年以上前から、裸男として祭りに参加。 　実は、コロナ禍前の2019年から神男に志願していましたが、惜しくも選ばれず。 　4度目の挑戦となった今年、ようやく選ばれたという経緯があるんです。 　「今思うと色々な人と握手をして、色々な人に言葉をいただいて、神男になれたのではなく、ならせてもらい、選んでいただいたというのが強い。感謝しかありませんという気持ち」（神男 大桑佑起さん） 　大桑さんの父・利仁さんは―― 　「無事に当日の祭りを盛り上げて儺追殿へ上がることだけを考えています」（大桑さんの父 利仁さん） 　「やはり夢がかなったことが一番。けがをしないように家に帰ってきてくれたらいいかなと思います」（母 大桑喜美子さん） 　神男の大桑さんは、19日から祭りが終わるまで、俗世間と縁を切り、身を清めるため、三日三晩、神社にこもります。 　「一生懸命に頑張って上がっていきたいと思います。どうかよろしくお願いします」（神男 大桑佑起さん） 神男の心構えやしきたりを学び、白米とたくあん、白湯だけの食事で過ごす 　午後4時50分。国府宮の参道から神社へ向かう『儺負人参籠』。 　神男は、友人らでつくる「二十人衆」を引き連れ、ゆっくりと歩みを進めます。 　手には神男の証とされる差定符。 　覚悟を決め、神社の楼門を午後5時ちょうどにくぐりました。 　大桑さんは、19日から3日間、儺追殿の中で、神男の心構えやしきたりを学び、白米とたくあん、白湯だけの食事で過ごします。 　 　(2月19日 15：40～放送 メ～テレ『ドデスカ！＋』より)